「ビジョン」を持ち、「方向」を決め、「逆算」で教える。―「才能」の伸ばし方 折山淑美


みなさん、こんにちは。
いつもお読みいただきありがとうございます。
ゴリクン。です。


さて、今回は『「才能」の伸ばし方―五輪選手の育成術に学ぶ』
をご紹介します。


世界最高峰のオリンピック選手という方々を育てるという感覚は
いったいどのような感じなんでしょうかね。


この本の帯に『「ビジョン」を持ち、「方向」を決め、「逆算」で教える。』と
書かれているのですが
これは、スポーツ選手に限ったことではないような気がします。


ビジネスをしていくうえで、試験や受験勉強などを実施していくうえで
上記の3点がとても大事なことだと思います。


「ビジョン」、つまりは目標をもつこと
そして、どの方向に自分が向かっていくのかを
今いる地点から考えるのではなく、ゴールからさかのぼって考えること。
この考えが、現代社会を生き抜くには必要なことなのだろうと思います。


日本記録を出すぞって考えるのではなく
あの大会で日本記録を、世界記録を出すには
今、どんな練習メニューをこなすべきなのか。


一流のアスリートと私たちビジネスマンは、闘っている場は違えど
やるべきことは、同じなのかもしれません。


また、この本を読んでつい疑問に思ったのですが
「才能」とはどうやって気づくのでしょうか。


オリンピックに出てくるようなアスリートは、それだけで
一般の方々よりは才能に恵まれていると言えるのかもしれませんが
人間は、何かしらの才能が必ずといっていいほどあるはずなんです。


でも、それに気づくか否かはその人次第。


よく、ビジネスの場で「メンターを見つけろ」って言われるのですが
アスリートも、それが不可欠だそうで
この本に出てくる名選手には、決まって名コーチがいます。


いくら自分に才能があるっていったって
それに気づくのは自分自身とは限らないでしょうし
むしを、自分の才能に気づいてくれるのは他人の方が
確率も高いのではないでしょうか。


一生懸命練習したって、闇雲に勉強したって
その方向性が違えば、身になることはないでしょうし
やはり、自分の持っている「ビジョン」をぶつけて「方向性」を決め
あとは、そこに向かって走りぬくだけ!


『紳竜の研究』でも、同じようなことを言っていたような気が(汗)

目次
第1章 最後に伸びるかどうかは、人間性で決まる-北島康介中村礼子(競泳)を育てた平井伯昌
第2章 自分のイメージと選手の感覚を一致させる-末續慎吾(陸上)を育てた高野進
第3章 いいところも悪いところもさらけ出す-吉田沙保里レスリング)を育てた栄和
第4章 自信は、練終で身につけられる-小椋久美子潮田玲子(バドミントン)を育てた中島慶
第5章 挑発して、納得させる-寺内健(飛び込み)を育てた馬淵宗英
第6章 勤勉さと知性で、体格差を補う-ホッケー日本女子代表を育てた恩田昌史
第7章 指示はしない。自分で考えさせる-尾方剛佐藤敦之(マラソン)を育てた坂口泰
第8章 面白く教えなければいけない-森田智己伊藤華英(競泳)を育てた鈴木陽二
第9章 「善人」ではなく「公正な人」であるべき-太田雄貴千田健太(フェンシング)を育てたオレグ・マツェイチュク
終章 コーチと選手は「一緒に成長する」

「才能」の伸ばし方―五輪選手の育成術に学ぶ (集英社新書)
4087205126


by ゴリクン。
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