アインシュタインの発見から、人生の方程式を導く―あなたにもわかる相対性理論 茂木健一郎


アインシュタインがいなかったら、現代は違った方向に行っていたかもしれない!

目次
科学の感動 ――まえがき
第一部 アインシュタインから読み解く相対性理論
 第1章 相対性理論が生まれた背景
 第2章 相対性理論は何の扉を開けたのか
 第3章 アインシュタインのロマンと相対性理論
第二部 時間・空間から読み解く相対性理論
 第4章 相対性理論が導くワンダーランド
 第5章 認識論としての相対性理論
特別付録 第2論文を読む

アインシュタインって、科学がご専門の方を除くと、あの舌を出しているお茶目な感じの写真を、すぐに思い描いてしまうのですが、本当にこの方はすごかったんですね、驚いちゃいました。
アインシュタインは、ドイツ生まれの物理学者なんですが、それまで定説とされてきたものを覆し、周りから何と言われようとも、きちんと自分の主張を行った、このこと自体スゴイんじゃないかと思います。私なんか、すぐに周りに流されちゃいますから(汗)
アインシュタインが、いったいどんなことを発見したのかについては、著書に詳しく書かれているので、そちらを参考にして頂ければと思うのですが、よくぞまぁ、そんなことまできちんと調査して論文として発表したなぁと関心するばかりの内容で、私なんか、見て見ぬふりをしてしまうようなことも、アインシュタインはきちんと調べ上げて、論文にして発表したからこそ、今日当たり前のように言われていることもあるのかもしれません。
光の速度なんて、アインシュタインがいなかったら、誰も調べようともせず、ただ単に「速い!」ってことで処理されていたかもしれない。
だいたい、光に速度があるなんて考える時点でスゴイなぁって思います。冷たい言い方をすれば、光の速度なんて日ごろの生活には、特に必要のない情報なのかもしれませんが、光の速度が分かることで、宇宙のことなんかもいろいろ発見できてくることも、多かったのではないかなぁって推測します。
だから、アインシュタインの発見したことは人生につながることだったんですよ!
それだけに、もっとアインシュタインのことを学ぶ必要が、現代社会に生きる我々にはあるのかなぁとも感じます。
また、この本を読んでいると、著者である茂木健一郎さんが、いかにアインシュタインのことが好きか。にじみ出てくるような、そんな文章で、本当に好きなことを文面にして読者に伝えているんだなぁって感じがして、またそれが自然体に思えてくるところが面白いです。
やっぱり、自分の「好き」を仕事にするって大切なんだろうと思いますね。
人生とは、出会いである。
著者の茂木さんが、アインシュタインの文献に出会って、そこで何かを感じたのも運命でしょうし、そんな茂木さんの著書を読んでいる私たちも、何かを感じたからこそ読んでいるわけで。
そう考えると、説明がつかないですが人生って面白いですね。
そんな人生に送る「相対性理論」。手に取って、一度学んでみるのも悪くはないのではないでしょうか。
あなたにもわかる相対性理論 (PHPサイエンス・ワールド新書)
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byゴリクン。
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