1年間に人脈1000人作る方法は割と簡単だった!―すごい人脈! 中島孝志


始めにこうある。

いざというとき、困ったとき、まさかのとき、「助けてください!」というSOSサインを出すと颯爽と駆けつけて、ちゃちゃっと解決してくれる。少なくとも具体的なヒントをくれる。よ〜し、ひと肌脱いでやろう。今回は特別だよ、と依怙贔屓してくれる……人脈とはこうでなければいけない。

ごもっともな意見である。
でも私は、こういう風に思うのも、思われるのもイヤだから、これまで「人脈づくり」から避けてきた。もっと自然な形で「人脈づくり」が出来れば良いと感じていた。
しかし、アラフォーである今の私を振り返ってみると、「人脈」について語るにはあまりにも友人・知人が少ないと感じる。特に、現在「みんビズ」主宰者として活動するにあたり、余計にそう思う。
著者の中島孝志さんは、かの有名なビジネスマンの勉強会「キーマンネットワーク」の主宰者であり、著書も200冊以上ある。最近では、「シゴトハンドブック」シリーズを行きつけの書店でよく見かける。

目次
第1章 成功できるかどうかはすべて人脈で決まる!
第2章 ハーバード・ビジネススクールでも立証された!人脈こそ最高の成功ツールである
第3章 眠っている人脈を掘り起こせ!死火山(ゾンビ)人脈を活火山人脈にする方法
第4章 ネット活用の人脈術!寝ている間に人脈が拡大する仕組みをつくる!
第5章 VIPと簡単に会えるオフライン人脈の仕組みをつくる!
第6章 人脈開拓の意外な盲点!「早朝1時間」「夜1時間」を徹底活用する方法
第7章 テレビ・新聞・雑誌を無料で利用する!人脈開拓のためのメディア活用法
第8章 思い立ったら即アクセス!人脈情報200%ちゃちゃっと整理する方法

再三申し上げるが、「人脈づくり」という言葉が嫌いである。人と知り合っていくうちに、気づいたら、自然に、「すごい人脈!」になっているのが理想である。
そんな「すごい人脈!」を持つという、中島さんの1年間に1000人の人脈を作る「人脈千人開発計画」をここにご紹介しよう。
ステップ1 勤勉に情報をインプットする

新聞や雑誌などをチェックして、「この人を人脈に加えたい」というターゲットを用意しよう。新聞、雑誌で広く浅くアンテナに引っかかった情報をファイルできたら、手帳の「TO MEET LIST」にどんどんリストアップする。

ステップ2 オリジナル名刺を作る

名刺は最初の切り札だ。出会いの印象のポイントになる。凝ったデザインよりも、インパクトとサプライズのある名刺、とくにあなたの人となりが浮き彫りになる名刺を作成したい。

ステップ3 とりあえず勉強会に参加しよう

いまや、勉強会大ブームである。雑誌に特集が載らない日がないくらいの超人気企画である。やはり、金融危機とリストラが勉強会ブームを下支えしているのだと思う。ネットで検索すれば、日本全国あちらこちらの勉強会、交流会情報が手に入る。パーティなど人が集まる機会を積極的に見つけて参加してみよう。
まだ、人脈の仮免運転だから気楽に参加すればいい。まずは、同世代の人間が集まる会を中心に選択する。
時間が許されるかぎり、二次会までは参加したほうがいいと思う。ただし、ここでも「ご馳走は人間なのだ」ということを忘れずに。参考までに、わたしは人を食った人間だと言われている。人が大好物だからだ。

ステップ4 こまめにコミュニケーションする

ビジネスパーソンは忙しい。だから、相手のメリットになる情報や知的武装は最低の礼儀だと心得ておこう。「この勉強会、面白そうですよ」と提案してもいい。「仲間」という意識で人脈を巻き込んでいこう。

ステップ5 自分主宰のイベントを作ろう

いつまでも同世代の勉強会や業界の会合に参加しているのではなく、自分で勉強会を主宰してみよう。やり方はかんたんだ。難しく考える必要はない。落語の会でも俳句の会でも、アウトドアの会合でも、なんでもいい。

なるほど、割と一般的な流れではある。けれど、「分かっているけど9割以上の人が実践できない」のも一般的な流れではある。
本業をこなしながら、インプットとアウトプットを上手く使いこなすことは、並大抵の努力ではない。このことは、自身痛いほど実感している。単なる個人ブログから脱し、集団化・組織化した当ブログの主宰者として、「人脈」は今後の行く末を左右してくる大事な要素になるであろう。
かといって、「人脈作り」に励むつもりは毛頭ない。だって、人前に出るのが恥ずかしいから。
すごい人脈! 一流の人脈、最高の人脈のつくりかた
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by具太郎
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