部下の記憶に残る上司になるための100問―上司力100本ノック 前川孝雄

上司力100本ノック~部下を育てる虎の巻
上司力100本ノック~部下を育てる虎の巻前川 孝雄

幻冬舎 2009-06-24
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おすすめ平均 star
star部下や後輩の気持ちがわかります
star上司から言われたいメッセージが満載の一冊です☆

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考えながら読書させてくれる、マネジメント強化のための本。

目次
PART1 日常の仕事編
PART2 チームワーク編
PART3 社会人としての態度編
PART4 トラブル対処編
PART5 マンツーマン面談編
PART6 飲み会編
PART7 行動力テスト編

本書は、一問一答式の構成になっていますので、速読なんて出来ません。むしろ、速読するぐらいなら読まないほうがまし。本気で「上司力」を身につけたいなら、体力つけてから挑んでください。なんせ、100本ノックですから。

与えられた仕事が終わると、いつもボケーッとしている部下。どう対応する?
1.仕事を渡すときに「この仕事はキミに任せるよ。まずは自分でどこまでできるかやってみて」と伝え、わからないことはその都度、質問するように指示する。
2.仕事を渡すときに「今日はこれについて考えてほしい」「来週までにヒアリングを終えてレポートをまとめてくれないか」と細かく業務を区切って指示を出す。

こちらが栄えある第一問目です。簡単な「アマ級」の問題ですので、間違えたら上司失格ということで、気合いを入れて考えてみてください。
と、こんな感じで100問の問題が待っています。実際に、問題のシーンをイメージしながら解いていくと、100問終わった頃には確かな力がついていることでしょう。ですから、決してあせらずじっくりと読んでいってほしいです。
ただ私が思うに、本書が提案している答えが必ずしも正解ではないと思います。これは、相手によって対処の仕方を変えなければいけない「マネジメント」の特性からくるひとつのジレンマだからです。まぁ、これがおもしろさであり醍醐味なんですがね。
尊敬される上司になるために。
PS.上記の答えは“2”です。理由は本書にてご確認ください。私はいきなり間違え、出端を挫かれたおもいです。

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