賢人の習慣を取り組もう―コンサルタントの習慣術 野口吉昭


あなたが習慣にしていることはなんだろうか。本書では良い習慣をマネジメントすることで、日々の生活の質を高める方法を教えてくれる一冊となっている。

さいころから習慣化されている歯磨きと違って、大人になってからあるべき「良い習慣」を身につけようとしても、三日坊主で終わる人は多い。たとえば、英語の勉強、禁煙。メタボ対策の食生活コントロールと運動マネジメント。なかなか長続きしない。

みなさんも思い当たる節があるのではないでしょうか。僕はといえばこの時点(まえがき)で目をそらすことを必死で耐えている状態なわけですが(汗)。しかし、僕のような三日坊主でも習慣を仕組み化し、仕組みをまわしていくための「マネジメントのコツ」を掴むことにより、良い習慣を身につける事は可能なのだそう。
誰しも途中で挫折した経験はあるかと思います。
ではなぜ続けられなかったのでしょうか。原因として比較的賛同して頂ける理由として「それほど必要性がなかった」ことが挙げられると思います。当たり前のことではありますが、人は必要性にかられると大きな力を発揮します。しかし、必要性を感じられないもの、また、目的が曖昧なものについては三日坊主となる可能性が高まってしまうのですね。
僕が三日坊主で習慣化を断念してしまったモノの一つに「トイレ掃除」があります。皆さんご存知の通り『夢をかなえるゾウ』にて、大富豪の共通点はトイレがピッカピッカであるという一コマが。それに触発され始めたものの僕の欲望に満ちた習慣は長続きする訳もなくあえなく残念な結果となりました。
まず前提として、なぜ習慣化するのか。目標・目的を明確にする必要があります。その中で習慣化をマネジメントするポイントとして以下の三つがあげられています。

1.見える化
2.ランドセルサイクル
3.愚直さ
自分の現状を正しく把握し、前倒しの準備を怠らず、それを愚直に継続するというプロセスだ。

今の自分を冷静に把握し、主体的に考え、継続する。このサイクルをうまく回転させることにより、習慣化させることができるのだと。
継続する事、主体的に考える事といった普遍的な内容ではありますが、その重要性を再認識させてもらえる一冊。まずは習慣化する目的を明確にするところから僕は始めます(汗)

目次
序章 コンサルタントの習慣術とは何か—レセプター(受容体)を開いて、常に進化するために
1章 習慣をマネジメントする—「習慣=それをしないと気持ちが悪い状態」を実現するために
2章 「考える力」を磨く習慣術—いつも「三つ」に分けて考える思考習慣を持つために
3章 「主体的な行動力」が身につく習慣術—ロードマップを描いて、着実に成長するために
4章 「新たなものを創り出す」習慣術—自分に刺激を与えて、パラダイム・シフトするために
5章 「打たれ強い人」になる習慣術—自分もチームも、逆境を乗り越えるために
6章 「人を動かすリーダー」になる習慣術—責任を全うする喜びを感じるために

コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書)
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by ジョガ
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