本当に夢中になって読みました!―裸でも生きる2 山口絵理子


本当に夢中になって読みました。
本当に感動して、心を動かされた一冊です。

目次
プロローグ それがすべてのはじまりだった
第一章 情熱の先にあるもの
第二章 バングラディッシュ、試練をバネにして
第三章 チームマザーハウスの仲間たち
第四章 そして第2の国ネパールへ
第五章 ネパール、絶望と再生の果てに
エピローグ Keep Walking

小さなことにくよくよしたりしている自分が恥ずかしくなりました。
生きていくうえで、いろんな悩みがあって
これから先、どのようにして生きていこうかなんて思うこともしばしばで
先の見えないときほど不安になるのでしょうが、


著者は違っていた。


「才能とは、継続できる情熱である」
日本最強棋士と言っても過言ではないであろう、羽生善治永世名人の著書
『決断力』に書かれている言葉ですが
まさに、この言葉がピッタリとはまった!という感じです。


著者は、株式会社マザーハウス代表取締役兼デザイナーで
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念のもと
最初は、バングラディッシュというアジア最貧国とも呼ばれるこの国で
自前の工場を持ち、日本で店舗を構えるまでになった。
そんなお話です。


でも、何ででしょうか。
バングラディッシュで自前の工場を持つなんてことしなくても
起業なんぞはすることができるでしょうし、他にいくらでも方法はあると思うのですが
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念によって
どんなに辛い困難があろうとも、歩き続けた結果
たくさんの人から応援される、そんな存在になったことでしょう。


いきなりの撤退命令、信頼していた人の裏切り、異国の地で何をどう考え
行動し、人々を惹き付けていったのか。
電車の中で読みながら、泣きそうにさえなりました。


誰でも「ああしたいなぁ。」とか、「こうすればいいかもなぁ。」と思うことがあるかもしれませんが
大体、周りの人に意見を求めて「それ、難しいよ。」なんて反対されちゃうと
やっぱり辞めようって思うのが人間なのでしょうが
著者は、やっぱり辞めなかった!


もう、夢中で読みました。


「Keep Walking」
著者である山口絵理子さんの座右の銘なのですが
自分の信念を持って歩き続けることができていれば
きっと、その先に未来が見えてくる!


この「続ける」ことが、なかなかできなかったりするでしょうが
そこには「情熱」というエネルギーを、絶えず燃やし続ける必要がある。
私は、この本を読んで痛感しました。
その「情熱」を注ぎ続けるには、固い信念が必要だって思うし
その信念があってこそ、歩き続けることができ、応援されるようになり
人々を動かす、胸を打つようになるのだろうと。


何を書いているのか、分からなくなってきた(汗)


実は、この本を読み終えた後に
仕事の合間を縫って、お店に立ち寄らせていただきました。
暖かい空間がそこにはあって、現代に何か忘れていたものが
この空間には存在するのではないかと、そんな感じがしました。


何かに向かっているような気がして、実は何もかも見失っている
そんなみなさんに対しては、きっとこの本は胸に響くでしょう。


ノンフィクションはいいですね、また勇気をもらいました。
本当にありがとうございます。

裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)
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by ゴリクン。
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