文章構成力の基本を学ぶ―誰でも論理的に書ける ロジカルライティング 安田正


僕に圧倒的に足りない・・・それはライティング能力。そんなやつがblogなんか投稿してんじゃねーと言われそうです。しかし!こんな僕ですから、“文書の方向性+伝えたい事”が明確になる!。こんな一文が帯に書いてあったら購入しないわけにはいかないのです!
ということで本日はライティング技術をまとめてみました。

■RULE1 主語と述語を近づける
●主語と述語の距離が近いほど、明快でわかりやすい

例1)我が社の一番の問題点は、解決策はなかなか見つけにくいが
経費のムダ使いであり、これは先日の会議で皆が指摘していた。
これは根本的な経営に関する事である。
また、何としてでも経費削減を実行しなければならない。

これは読みづらい。。何が問題点なのかよくわからないですね。
上記の主語と述語を近づけ・・・

例1')我が社の一番の問題点は、経費のムダ使いである。
これは先日の会議でも皆が指摘していたように、根本的な経営に
関する事である。
また、解決策はなかなか見つけにくいが、何としても経費削減を
実行しなければならない。

おぉー。文章構造を意識して、主語と述語を近づけるだけで説得力が違いますね。(メモメモ)
■RULE2 二重否定を避ける
●二重否定の表現は、曖昧で誤解をまねく可能性があるので避けるようにしましょう。

×二重否定をしている
・ない わけでは ない
・ない ことも  ない
例)彼の意見はただしくないわけではない。
条件によっては、その案が通らない事もない。

あぁーよくやっちゃいますし、よくいっちゃいますコレ。。
こちらの解決法は・・・

○肯定表現をしている
・〜できる
・〜だろう
例)彼の意見は正しい。
条件によっては、その案は通るだろう。

なるほど!日本人(特に僕)はなぜか曖昧に濁して断言することを避けてしまうんですよね(汗)
@感想
本書は講師としても活躍中である著者の安田さんが、ライティング能力に悩めるビジネスパーソンに向け執筆されたものです。
上記2つのRULEで分かるとおり、すぐに実践できそうなことを取り上げてくれています。他にも「語尾を統一する」や「一文には一つの事柄だけをいれる」といった当たり前のことだけど、考えてない人には実行できていないモノばかり。
また、「企画書」や「報告書」、「メール文」や「議事録」といった頭を悩ませるビジネス文書たちの文章構造を“改善前”→“設計図”→“改善後”とこまかーく説明してくれています。
“書く”といったことはどなたも切っても切り離せない存在。構造を少し考え、魅力的な文章に仕立てあげたいですね。ライティング能力に自信のない方には是非おすすめいたします。
@行動ポイント
「書く前にまずは文書の方向性、構成を考えよう!」
#P.S. 当記事に本書の技術が反映されていないことをお許し下さい(汗)  

目次
PART1 文書作成の黄金ルール
PART2 知的で、論理的な文書をつくる!

ロジカル・ライティング
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byジョガ
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