破天荒な社長に学ぶ仕事術―放浪ニートが、340億社長になった! 中村繁夫


「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」
・・・かなり古いですが「踊る大捜査線」の有名なフレーズです。
私がビジネス書を読んでいる理由は、知識を得たいからです。いや、むしろ知識を得ることで感じる、あの快感がたまらないからです。
ビジネス書には、先人が人生で勝ち得た様々な知識が詰まっています。それを、わずか1500円程度で手に入れられることは大変お得である、というのはよく聞くセリフです。しかし、それと同時に生まれる悩みが、アウトプットをどうすればよいかということ。
もちろんブログに書評という形で知識を抜き出すことも良いでしょう。しかしそれを、ムダとまでは言いませんが、ビジネスの世界で成果として表れる可能性が低いことも、理解しておくべきことでしょう。
本当に大切なのは、仕事に活かすことである。そして、仕事とは現場のことである。
本書の著者、中村繁夫さんは「3現主義」という言葉で、3つの形ある「現」の大切さに言及している。

「3現主義」=「現場・現物・現実」

「現場」に出て、自分の目で見聞きすること、体験すること。
「現物」に勝る、価値あるものはない。
「現実」の厳しさを肌で感じること。
この「3現主義」が、私たちの人生に大きな衝撃を与えてくれ、私たちに大きな成果を与えてくれる、唯一無二のものである。本を読んで知識を高めることも良いけれど、現場に出て自分の身体に経験という形でしみ込ませることの方が大切なのである。
今一度、人生に影響をもたらす本の読み方に気づかせてくれた一冊でした。

目次
プロローグ “放浪ニート”だった僕が、340億社長になった!
第1章 “1000分の3”の世界で、お宝を見つけるんや!
第2章 “日本のユダヤ人”が教える世界最強の交渉術
第3章 行動と経験だけが、洞察力を高めてくれる
第4章 商売のコツは、“放浪ニート”で身につけた
第5章 大きな船に乗るよりも、俺と一緒に小さな海賊船で夢を見ないか
エピローグ さあ、最初の一歩を踏みだそう

放浪ニートが、340億社長になった!―世界90か国で学んだ人生を楽しむ仕事術
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by具太郎
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