勝負師に学ぶプロになるための決断力―決断力 羽生善治


直感の七割は正しいってことなんですか!?

目次
第1章 勝機は誰にもある
第2章 直感の七割は正しい
第3章 勝負に生かす「集中力」
第4章 「選ぶ」情報、「捨てる」情報
第5章 才能とは、継続できる情熱である

まさに、最強の棋士王将であろう羽生善治さんの著書なんですが、永世名人(十九世名人)の資格もお取りになられたそうですね。本当にすごい記録をどんどん打ちたてていらっしゃる方のひとりではないかと思います。
その羽生名人の著書ってわけで、タイトルも印象的って感じなんですが、中身は、将棋に関することを書くことで、その哲学っていうか、男らしい文体で書かれていて、勝負師って違うなぁってそんな気がしてなりません。のらりくらりでは、勝負の世界では生きていけませんでしょうからね(汗)
この著書を読んでいると、将棋にまったく詳しくない私なんかでも、そうやって考えながら、あの対局で勝負をしているのか!とか、棋士の方々は、将棋を指している時にはどういう心理状態になっているんだろうか!?とか、いろんな将棋王将の一面を垣間見ることもできるので、とっても勉強になる一冊なのではないかなぁと思います。
何となく、将棋っていうと何手先も読んでしまっていてって思ったりするのですが、意外と直感だったりすることっていうか、二者択一みたいな手のときもあるようで、それでも七割が当たるらしい。まさに、勝負師の世界って感じで、読んでいても、本当にゾクゾクしてくるようなシーンもあって面白かったです。
また、棋士によってもタイプがいろいろあって、攻めるタイプや守るタイプみたいな感じで、様々な人間模様も描かれていて、また、新たな将棋の世界が見えたように思います。
そこでも、決まってくるのが題名にもなっている「決断力」。その決断をするときについて、本当に様々な場面で記載されています。それは、将棋の世界もビジネスの世界も同じで、責任あるポジションで人はどう決断を下すべきか!?、、、そこにかかっているんだろうと思います。情報を選んだり、はたまたいらないって捨ててみたりも大事なことですし、勝負事に対する集中力も必要なんだろうと思いました。
また、そこにもっとも必要だと思うのが、継続すること!


才能とは、継続できる情熱である。


どんなことでも継続していけば、それがいつか自分の身になっているってこと!とにかく、コツコツと続けてみることなんだろうと思います。
で、何を続けていこうと思うかってところが、情報の選択になってくるんじゃなかろうかって考えたりもするんです!それも決断力のひとつってことで。
才能とは、同じ情熱、気力、モチベーションを持続することである。イチロー選手だって、コツコツ続けた結果があれだけの記録を残すようになったんでしょうし、とにかく、続けてみることってことなんでしょうかね。やっぱり、一流の方が書くと説得力ありますねぇ。
二者択一の重要性を再認識することができるかと思います。イチロー選手ともども、時代をリードしている方の著書は、本当に読んでいても、勉強になることが多いような気がしましたね。
決断力 (角川oneテーマ21)
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byゴリクン。
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