なぜ、セブンでバイトをすると3か月で経営学を語れるのか? 勝見明

なぜ、セブンでバイトをすると3カ月で経営学を語れるのか?―鈴木敏文の「不況に勝つ仕事術」40 (プレジデントブックス)
なぜ、セブンでバイトをすると3カ月で経営学を語れるのか?―鈴木敏文の「不況に勝つ仕事術」40 (プレジデントブックス)勝見 明

プレジデント社 2009-05
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おすすめ平均 star
star経営学の本として、面白い
star2ちゃんで話題の「セブンバイトが経営学を語る」が本になった

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土井英司さんもお勧めの、鈴木式経営学が学べるお得な一冊です。
私は学生の頃、1年ほどセブンでバイトをしていました。実は掛け持ちでローソンでもバイトをしていましたが、当時のセブンのPOSシステムには学生ながらに驚かされたのを今でも覚えています。この経験がきっかけで、就職活動は小売業一本に絞り今に至ってますが、この歳になってセブンが常に消費者の目線で物事を考えていたのが良く理解できるようになりました。
本書はわずか90ページ程度のムック本ですが、中身は非常に濃いです。今日、テレ東の『カンブリア宮殿』でセブンの会長兼CEO、鈴木敏文さんが2回目の登場となりますが、併せて見るとより理解が増すと思います。
経営者・マーケティング担当はもちろんのこと、普段セブンを利用している方にも読んでほしい一冊です。さすればあなたは間違いなくセブンのファンになり、他のコンビニには行かなくなるでしょう。要再読本。
そういえば、当時セブンのオーナー(元本社バイヤー)に「卒業したらウチで働かないか?サラリーマンやるよりおもしろいぞ」って誘われましたが、惜しいことしたなと今になって思いますわ。

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