1の力を10倍にするアライアンス仕事術 平野敦士カール
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巷で話題になっている「アライアンス」本、第一弾を読んでみました。
アライアンスとは、自分の目的を提示し、同じ方向性を向いている人を、かかわり方はどうあれ、巻き込んでいく。そうして自然発生的に、「実現を助けてくれる人」を集めていくという発想。
つまり、私が不得意とする「人脈」がキーワードとなりそうです。
私は昔から、人にモノを頼んだり助けを求めるのが苦手で、すべて自分で抱えコツコツとこなしていくタイプです。そんな私も、「起業」という目標を掲げた今、自分の限界を感じてきています。経営者となれば(特に1人でスタートする場合は)、全てを自分でやらなければなりません。しかしその全てをパーフェクトにこなすために、現在の仕事をしながら勉強していくのは無理だと気づきました。そこで助けを求めてみようかと、「アライアンス」というものに。
1.アライアンス・シンキング
構想の段階から人を巻き込んでいく。
“自分の思考”を“みんなのもの”に転換してしまう。
「相談に乗っていただく」「仲間になってもらう」という感覚で相手を“ちょっとだけ”でも参加している気分になってもらうことが大切。
2.アライアンス情報整理術
情報は自分で探さなくても自分が先に情報発信することによって、自動的にアライアンスした人たちがもってきてくれるようになる。
役に立つ、立たないという目先の視点ではなくて、できるだけたくさんの人の話を聞くことによって「勉強」をさせていただく、という意識でいるほうがよい。
その情報をどう自分自身で感じ、どう生かすのか?という視点がないと、新たな価値を生み出すという大きな成果には結びつかないのです。重要なのは「何を知るか」ではなく、「その情報をもとに何を考えて、自分でどのように実行するのか」ということです。
さまざまな情報を事前にインプットしておき、人と実際に話すことで、情報を組み合わせて自分の中で発火させる。
3.アライアンス人脈術
どんなに強力な個性をもっていようが、私の何倍もの能力や経験をもっていようが、人間同士“通じ合えない”というわけではない。同じ人間なのですから同じ方向を向いている限りは、必ず「敵」ではなく「味方」になれる。先入観や固定概念を取り払うことができる。
「共通の目的があるかぎり、みんなを仲間にして、敵をなくしていく」という前提を忘れない。
「また会いたくなる人になる」ための3つの条件
1.「期待できる」というモチベーション
2.「楽しい」というモチベーション
3.「快適である」というモチベーション
自分の「やりたいこと」にどんな人が参加してくれて、そこでその人たちが、どのように「私のやりたいこと」を「わたしたちのやりたいこと」に変えて推進しているかが重要。
4.アライアンス勉強術
“身の周りの人から学ぶ”ノウハウとして、第一に有効なのが「相談する」という方法。
まずは自分の好きなことや得意なことに強化ポイントを定め、そこに集中して勉強していくこと。
5.アライアンス・キャリアアップ術
ただ「自分のことを認めてもらおう」とするのではなく、もっと「相手のことを認めよう」という気持ち。
「う〜ん、なるほど!」という言葉をいくつか抜粋してみました。
確かに「アライアンス」によって、個人では到底成し遂げられないようなことを達成してきた平野さんは素晴らしいと思います。実際、「人脈がらみ」の本を書いている人は、私がまったく持っていないスキルを持っているので尊敬に値します。ただ、私が本当に学ぶべきことは、「人脈術」云々というよりも「人との接し方」という根本的なところな気がしますが・・・。
【編集後記】
「ブログタイトル」を変更してみました。「本」と「起業」というキーワードを入れること、とりあげているテーマが真面目なので、タイトルはユルユルにしよう、という2点を意識してみました。飽きっぽいのでまた変更するかもしれませんが、しばらくはこちらでよろしくお願いします。