本田式サバイバル・キャリア術 本田直之

本田式サバイバル・キャリア術
本田式サバイバル・キャリア術本田直之

幻冬舎 2009-03-18
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star「会社員」時代の終わり
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本日、WBC2連覇を果たした日本。あれだけのプレッシャーの中、勝利をもぎ取り感動を与えてくれた選手達には感謝の気持ちでいっぱいです。そんな彼らの一挙手一投足から漂うプロ意識は、私たちサラリーマンも見習わなければならないところでしょう。この雇用不安定の時代において生き残っていくには、決して他人事だとは思えないから。本書は、そんな私たちに必要な「生き残る力」を伝授してくれます。
レバレッジ・リーディング』によって、私を多読への道と導いた本田直之氏ですが、「一年のうち半分はハワイに住んでいる」「効率主義」「レバレッジ伝道師」というスマートなイメージが先行して、泥臭さのある「サバイバル」は不釣合いではないか?という気持ちで読んでみました。
結論から言うと、今まで色々な人が提唱してきた「キャリア術」と何ら変わりがなかったです。また、「サバイバル」という単語も大袈裟な気がします。昔の私は、本書のような「自分を磨く」というテーマに特化した本は好きでしたが、あまり「自分」オンリーで考えるのも如何かな、と最近では考えるようになりました。「自分」を磨くのももちろん大切ですが、周りをも巻き込みながら、組織や友人達と一緒に成長していくことが、もっと大切なことではないかと感じています。「会社が倒れても生き抜ける力」よりも「会社を生き抜かせる力」が欲しい。

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