小さな会社★儲けのルール 竹田陽一・栢野克己

小さな会社・儲けのルール—ランチェスター経営7つの成功戦略
小さな会社・儲けのルール—ランチェスター経営7つの成功戦略竹田 陽一

フォレスト出版 2002-11
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先日読んだ本とセミナーを通して「ランチェスター戦略」に興味を持ち、熟読してみました。
セミナー参加後、早速「経営人生計画書」を作成してみましたが、これが非常に面白く、自分(や家族)の年齢をリンクさせて作成するので、とても現実味をおびていておすすめです。あわせて「今年の目標」も作り、これで長中期計画が完成しました。(毎日の「行動計画」の作成はこれから)
さて、今回の「経営人生計画書」作成により、私の夢を明確化させることが出来ました。その為に必要となったのが、本書。計画により3年後に起業を目指すこととなり、そのために「弱者戦略」を練ってみました。そのポイントとなる本書の肝を、すべて抜粋しておきます。

「商品戦略4大原則と七つのヒント」
原則1.「なに」を「どこ」で売って「ナンバーワン」になるかを「意識」して決める
原則2.過去に扱ってうまくいった商品は成功率が高い
原則3.市場規模の大きな商品、これから伸びる商品には手を出さない
原則4.商品・業種は一つに絞る
ヒント1.大企業がやらない商品
ヒント2.同業が弱い業界
ヒント3.手間のかかるローテク商品
ヒント4.嫌われものの商品
ヒント5.○○限定商品
ヒント6.細分化=用途や客層や価格別に分けて対象を絞る
ヒント7.売る側と買う側のズレを狙う
ヒント8.業界の悪慣習のスキをつく

「エリア戦略3大原則と四つの効能」
原則1.強い競争相手が少ないエリアを選ぶ
原則2.営業エリアを狭い範囲に絞る
原則3.絞ったエリア内で集中的にお客を増やす
すると、
効能1.ムダな移動時間が少なくなる
効能2.お客との面会時間が増えて売り上げが上がる
効能3.エリア内でのシェアが高まる
効能4.競争相手が逃げ出す・・・・・・業績アップ

「客層戦略3大原則」
原則1.弱者は、大手が本気にしない客層に絞る
原則2.あなたの顔と性格に合う客層がある
原則3.法人向けでは、中小企業の社長が狙い目

「営業戦略3大原則」
原則1.どんな業種でも、とにかくエンドユーザーにできるだけ近づこう
原則2.訪問式営業の場合は、再度訪問式で営業せよ
原則3.広告も再度訪問式&お金をかけない&エリアを絞った接近戦で

「顧客戦略4大原則」
原則1.顧客戦略は経営安定化のために欠かせない
原則2.顧客戦略の基本は3ステップ・・・(1)好かれて「お客」になってもらう(2)「お客」から気に入られて「リピーター」になってもらう(3)「リピーター」から忘れられず「ファン」になってもらう
原則3.これらすべてに共通するキーワードは「お客が思っている以上のなにか」をすること
原則4.慢心してはいけない

「時間戦略5大原則」
原則1.人生の方程式 y=ax²+b まずは自分の目標と現状を確認しよう
原則2.「a・才能」「b・過去の蓄積」がなくてもがっかりするな
原則3.「x・時間」を増やせば必ず成功できる
原則4.時間を投入するポイントは、狭い分野に絞って、長期間にわたって
原則5.成功した先人をみよう。成功に比例した仕事時間を費やしている

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