ビジネスパーソンのための自分プロデュース術 細井智彦

ビジネスパーソンのための自分プロデュース術 転職に役立つ「自分の強み」の作り方、活かし方
ビジネスパーソンのための自分プロデュース術 転職に役立つ「自分の強み」の作り方、活かし方細井 智彦

大和書房 2008-12-16
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久々に新刊を開きました。大和書房の○○様、御献本有難う御座います。

本書は、転職力向上プランニングコンサルタントの細井智彦氏の著書のため、7割ぐらいは転職テクに関する内容。なので、今の私には早急に必要な内容ではなかったのですが、それでも自分を見つめ直すには良いきっかけになりましたね。(それにしても色々なコンサルタントがいるものだ)
この雇用不安定な世の中において積極的に「転職」に挑もうとする人は希少な気がしますが、それでも「転職」をテーマにした本を出すのは何か意図があるのかと探りながら読んでみましたが、私には皆目見当がつきませんでした。むしろ、今の仕事にもっと積極的になろうという気持ちが深まりましたね。(もしかしてそれが著者の意図なら、完全にやられましたが)

今企業が欲しがる「即戦力」とは

自分自身で工夫する力。自分で考え、判断して行動する力。自分で自分を成長させる力。

を持っている人。
また、「ストレス耐性」も大きな採用基準になっているようです。
ただ、限られた時間の中で「自分をアピールする」、また「人材を見抜く」、これがどれだけ不確かなものであるかもお互い頭に入れておくべきでしょう。
ましてや良い人材であっても、環境に左右されて力を出し切れないことも多々あることですし。まぁ、あんまり力まない方が良いと個人的には思いますけどね。
ただ、「自分棚卸し」はしっかりやっておきましょう。(本書では「5W1H」法を紹介しています)
私はまるで趣味かと思われるほど転職を繰り返していますが、最近思うのは「日本人」の特性を考えたら日本という国にとって「終身雇用」というのは素晴らしい仕組みだったのではないかと考えるようになりました。
こんな事を考える俺って、成果主義の世の中に疲れ始めたのかなぁ。