すぐできるマインドマップ法―シンプル・マッピング 最強ノート術 松宮 義仁


マインドマップをアナログ式で簡単にできるようアレンジしたノート術である。
タイトルに"シンプル"とあるように、本書もシンプルですぐに読み終わる。速い人なら30分程度で読めると思う。マインドマップを知らない人や読書が苦手な人にはオススメである。ただし、読書好きな人にはちょっと物足りない。

目次
序章 成果を上げたいなら、「完璧主義」を捨てよう!
第1章 成果を上げ続けるシンプルなノート術「7つの秘密」
第2章 シンプル・マッピングを書いてみよう
第3章 シンプル・マッピングで情報を整理する
第4章 「考える、考える、考える」ためのシンプル・マッピング
第5章 シンプル・マッピング流「時間管理術」
第6章 シンプル・マッピングをデジタル化して知的生産システムを完成させる

この本で紹介されているノート術は、ボールペンとA6サイズのノートを用いたアナログ式の方法である。メモの取り方はマインドマップと同じ要領で、ノートの中心にひとつのテーマをおき、そこから放射状に枝を伸ばして関連した項目を書いていく方法である。この方法では、あるひとつのキーワードを基に、それと関連する項目を連鎖的に引き出すアイデア発想方法と、そのアイデアをまとめる方法とを一緒に行うところにポイントがある。似たような方法として、ポストイットやカードを使った手法もある。どれも基本的な考え方は一緒で、そのポイントさえ抑えておけばあとは自分のスタイルに合った手法を使うのがよい。ただし、これらどれかの手法を使いこなせればアイデアがどんどん沸いてくるというワケではないので、その点は注意したいところである。
本書の後半部分では、このアナログ式に加え、iPhoneを用いたデジタル式の導入も紹介している。デジタル式の利点についてはあまり述べられていないが、私の思いつくことをいくつか並べると、動画やオーディオを扱える、検索ができる、在庫コストがほとんどかからない、並び替えが容易である、文字が読みやすい、といったところであろう。そして、これらアナログ式とデジタル式を組み合わせて利用することで、最強の知的生産システムを作るというのが本書のまとめである。
マインドマップを手っとり早く使えるようになりたい人には本書が参考になるかもしれない。
いつでもどこでも「脳の集中モート゛」を高める シンプル・マッピング最強ノート術
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bylhflux
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