サラリーマンよ「2つの財布」を持ちなさい! 中島孝志
サラリーマンよ「2つの財布」を持ちなさい! 月10万円の小遣いを稼ぐ副業術 (しごとハンドブック) | |
中島 孝志 マガジンハウス 2009-05-28 売り上げランキング : 15787 おすすめ平均 実戦的な一冊 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
最近、本業に対しての危機感が非常に強くなってきています。以前から時代の流れにより業界が縮小されるのではないかと予想していましたが、いよいよ現実のものとして差し迫ってきています。この業界に10年以上もどっぷりと浸かっているので、かなり頭が固くフットワークも悪いので、残念ながら簡単に転職できる人材でもありません。もちろん最悪の事態を防ぐために「勉強」をし「起業」を目指しているわけですが、こちらもそう甘くはないでしょう。
そこで購入したのが、こちらの本。つまり「副業」なわけです・・・。
本書では「副業」のことを「才テク」と呼んでいます。
才テクの特長
1.好きなこと、やりたいことを徹底的にする。
2.ですから、生活のためにするものではありません。
3.才能をフルに活用する「才テク」です。
4.当然、週末起業によく見られる「物売り」はしません。
5.もちろん、収入も増えます。
才テクのメリット
1.自己実現が果たせます。
2.潜在能力が発掘できます。
3.週末がステージに変わっていきます。
4.人脈が深く広く拡大していきます。
5.本業とのシナジー効果が大いに期待できます。
才テクを考える
1.どんな仕事が本当はしたいのか?
2.それは異動や転職でできないことなのか?できれば、わざわざ週末起業などする必要がありません。
3.子供の頃からやりたかったことは何か?
4.それをできる能力を持っているのか?
5.いざ、才テクを思いついた時、売り込むチャネルを持っているのか?あるいは、手伝ってもらえる人脈があるのか?
才テクに対する姿勢
1.軽い気持ちでスタートする。
2.コストをかけない。
3.人を雇わない。
このあたりが「才テク」を始める上で考えるべき手順かと思われます。
やはりポイントは「好きなことをやる!」でしょう。
本業とは別に何かをやるならば、「好き」でなくては続けられないでしょう。実際私も「読書」と「ブログ」にはかなり時間を割いていますが、「好き」だから出来るわけです。収入(アフィリエイト)なんてほとんどないですからね。ただ、これが将来「副業」と言えるほどに成長するイメージも湧きませんが・・・。
著者の中島さんと言えば「キーマンネットワーク」が主な舞台と思っていましたが、実はかなり多彩な方のようです。著書も180冊以上!出されているとは驚きです。
本書は2004年に出版された同タイトルの本を加筆・修正したものであり、「しごとハンドブック」シリーズ第1弾として出版されました。ということは、今後も過去の作品を焼き直しして第2弾、第3弾と出すということですよね。つまり印○がガッポガッポということですか?
グッドアイデア!!
週末起業が大事なのではありません。面倒くさい起業など、サラリーマンには向きません。それよりも楽しく、優雅に人生を楽しむ。すなわち、才テクがベストの生き方なのです。
もし、お金がどうしても必要だというならば、究極の週末起業があります。毎月三百万円の利益(売上ではありません)をたった一人で稼げる美味しい方法があるのです。これについては、また次回作でご紹介したいと思います。
こんな終わり方の本は初めてです(涙)。