サラリーマン「再起動」マニュアル 大前研一
サラリーマン「再起動」マニュアル | |
大前 研一 小学館 2008-09-29 売り上げランキング : 12216 おすすめ平均 さはさりながら 普通に勉強になります 21世紀版サラリーマンサバイバル。大前流新大陸でいかに生き抜くべきか・・・ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
30〜40代のサラリーマン向けに書かれた本。まさしく私にピンポイントなんですが・・・。
この年代になると、会社の中堅どころであり、将来会社を背負う立場として働いていなければならないのですが、なかなか思うようにいかないのが現実です。そんなクスぶっている人々に良い道標を与えてくれます。
もっと根本的に「自己改造=再起動」するためには、三つの方法しかない。すなわち、「お金の使い方」と「時間の使い方」、そして「住む場所」を変えることだ。
「安住の地を求める」ことよりも「死ぬまで自分の可能性を試す」ことを優先する。たとえ失敗しても、「面白かった」といえる人生である。
プロジェクトは、対極的な発想をする人たちが仲良くやっていった時に最も成功するものだ。つまり論理思考の強い人とエモーショナル型の人、発想型の人と数字の分析に強い人、というように全く違うタイプの人間を組み合わせることが一番大切なのである。
常に会社の改革や新事業についてのプロジェクトプランを三つ四つ文書で書き出したうえで温めておくのである。
いつどこでどんな情報が役に立つかはわからない。だからこそ、まずはあらゆる方向にアンテナを張り、情報の棚を持つことから始めてほしい。
本書のアマゾンレビューを見ると、極端に賛否両論な意見に分かれていますが、大前さんが私よりすごいのは間違いない事実。だったら単に批判するより、知らなかった知識を純粋に吸収するほうが賢いやり方です。ただ、あまり真に受けて行動すると、あれもこれもとパンクしそうになるので注意しなければなりませんが。
目次を眺めてるだけでワクワクしてきた久々の良著です。