なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか 田坂広志
なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか 人間の出会いが生み出す「最高のアート」 | |
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先日、私のマネジメントの考え方に対して横槍が入ったため、縋る思いで未読棚から探し出した「神」と言える本。これは、何度も読み返すに値する忘れられない本となりました。マネジャー必読!
結論から言うと私のやり方は間違っていなかったので、翌日スッキリして職場に向かうことができましたが。
マネジャーとは、「部下の人生を預かっている」ということを良く耳にしますが、では具体的にどういうことなのであろうか?
・部下や社員の「生活」に責任を持つ
・部下や社員の「成長」に責任を持つ
たったこの2文なんですが、深く考えていただきたい。なんて重い役割なんだろうって。ただでさえ不完全な人間である私が「人の人生を預かる」。これほどの重荷はあるのであろうか。
そんな不完全な私が気をつけること。
マネジャーの心の奥に潜む、無意識の「権力志向」や「操作主義」
これは素直に気をつけたい。が、何せ無意識中のこと。意識が勝つか、無意識が勝つかが、勝負の分かれ目。
「ウェット・ブランケット」
「濡れた毛布」(意味は本書にて)。昔はこんなこともあったかな。
心の世界は、逆説に満ちている
世間の常識とは違う考え方。言われてみれば、そのとおりである。
「その人にとっての真実」
客観的な真実と主観的な真実。この考え方には意表をつかれた。反省。
上司、部下を知るに三年かかる。部下、上司を知るに三日で足りる。
なるほど。
「他の人物の姿は、すべて、自分の中にもある」
これを意識できるようになるには、もう少し修行が必要。