不機嫌な職場 高橋克徳+河合太介+永田稔+渡部幹
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) | |
河合 太介 講談社 2008-01-18 売り上げランキング : 3600 おすすめ平均 その仕事は私のためになるんですか? 分析本としては良いと思います。 極めてオーソドックスな内容 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
現状蔓延している職場不満だけが述べられているストレス発散本かと思ったが、これが割りと使えそうな内容。
どこの職場もこんな感じなのかって、安心&げんなりでしたが、
なぜ「不機嫌な職場」になるのか、その原因とプロセスがしっかりと分析されていて読後の発展性はあります。
なかでも、「サイバーエージェント」の職場作りのアイデアはパクる価値あり。
問題は本書で学んだ内容を、自分の職場に活かせるかどうかなんだけど。
う〜ん、想像しただけで諦めてしまうウチの職場って、何とかならんのだろうか・・・。
そもそも職場がギスギスするのは、会社としての仕組みがそうさせているのが大きな所。
自社は「2ちゃん」でもかなり叩かれており(反論できないほど的を得ている)、すでに改善出来ないほど大企業になってしまった。
個人として如何こう出来るレベルでないのが、歯痒いところだ。
多く失敗をした人ほど、いろいろな部署から一緒にやらないかという声が掛かるという。特に事業の立ち上げを失敗した人は、貴重な先人の知恵を身につけた人として認められる。
「どうして、皆、私に頼るばかりで、手伝ってくれようとしないのか」という感情である。
手伝いたくても手伝えないのが、そもそもの出発点なのだが、いつの間にか頼ることが当たり前になり、その人に対するねぎらいの言葉一つも掛けなくなると、こうした感情の爆発を生む。
俺のこととしてメモしておこう。