奇跡を起こすマジックボックス 濱田秀彦

奇跡を起こすマジックボックス
奇跡を起こすマジックボックス濱田 秀彦

青春出版社 2009-04-16
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若手社員におススメの『人生を変えた5つのメール』から1年。今回の新作もドラマチックな仕上がりになっています。
前回の主人公は、仕事のモチベーションが完全に下がりきった男性社員でしたが、今回は営業成績も良く仕事が絶好調である女性社員が主人公です。そんな彼女が社内異動がきっかけで、いままで経験したことのないような壁にぶつかるのですが・・・・・・。
本書は少し特殊な構成になっています。物語の章ごとに丁寧な解説が付いており、読者が素通りしがちな本当の意味を懇切丁寧に教えてくれます。本来であれば、少し余計な御世話という感じを受けがちですが、本書においては決してそんなことはなく、とても良いアクセントになっています。
小説仕立てなのでネタは明かせませんが、人間が最も悩みのタネとしやすい「人間関係」がテーマとなっています。世の中には様々なタイプの人がいると理解していても、なかなか受け入れがたい人もいるのは事実。そんな人と毎日接していかなければいけない環境に置かれれば、ストレスもたまるでしょう。実際今の私もそうですが、本書がとても良いヒントになりました。

「配慮」「思考」「主張」「感情」
「ドライバー」「エクスプレッシブ」「エミアブル」「アナリティカル」

この8つのキーワードが重要となりますが、これ以上はネタばれになるので自粛します。
また、前作を読まれた方は終盤のサプライズもお楽しみに。表紙は何かあやしくてイケてないですが、中身は本物です。
人づきあいが苦手な方、ビジネス小説が好きな方、ぜひお読みください。

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